INTERVIEW
人と暮らしを大事にする田子重文化
サービス業
株式会社田子重

岸本 裕太さん

Iターン
20代
三重県
= Profile =
1993年生まれ。三重県出身。京都の大学で英米関係を学ぶ。結婚を機に、静岡県で就職活動をするなか、社員の結婚や暮らしに対して前向きに捉える田子重と出会う。現在は入社2年目で、登呂田店の青果部門の担当を務める。「自分の夢を追いかけたい気持ちもったけど、なにより『誰とどんな生活をしていきたいか』が僕にとっては大切でした」と笑顔で教えてくれた。

大阪の会社を内定辞退し、静岡へ

 もともと僕は大阪のITや建設関連の会社から内定をいただいていたんです。でも、いざ物件を探しにいくと、家賃が高く、どう生計を立てるか悩ましかった。というのも、卒業と同時に、学生時代から付き合っていた彼女と結婚することを決めていたんです。

 内定先の会社も転勤の可能性がありましたし、彼女は地元の静岡から全く知らない京都に来てくれていました。内定先の会社でがんばっていこう、という気持ちはありましたが、そうした事情から内定を辞退して、彼女の出身である静岡県で地元密着型の会社で働こうと考えたんです。

 大学4年の1月に静岡で行われていた就職ガイダンスで出会ったのが田子重です。その時に出会った人事の方の人柄に惹かれたことが大きな動機ですね。これまでの就職活動でも、面接で「結婚する人がいます」と正直に話すと、「一人前になっていないのに結婚するの?」と疑問を抱かれることが大半でした。でも、田子重は「若いのにすごいな」って前向きに捉えてくれたんです。

 はじめは「海外で働きたい」という夢もありましたが、大事なのは誰と、どういう生活をしていくか。優先順位が変わっていくなかで、結婚に対して前向きな会社に出会えてよかったなと思います。

「若いのにすごいな」の一言に救われた

 今は入社2年目で、青果部門を担当しています。野菜や果物の品出しや発注などがメインです。1つの部門ごと、チーフ、サブチーフ、そしてもう1名の3名体制で業務に携わるんですが、今年の2月には2番手の担当となりました。それまでは正直、仕事の大変さや危機感など気づいていなかった部分が多くて……。自分が早く業務を覚えて、スキルを身に着けていくことが上司やパートさんの働きやすさにつながったり、売り上げにつながっていく。そこに気づけたことが一番の変化でしたね。

 苦労したのは、並行して複数の仕事をすることです。例えば、入荷した野菜や果物の品出し量を決めるときも、売り場ばかり見ていたら冷蔵庫に入りきらなくなってしまうし、冷蔵庫の整理ばかりしていたら売り場に商品がないという状態になってしまう。お客さんの動きも日によって違いますし、常に30分後を予測して動くことを心がけています。

 あと、一番すごいなと思ったのは社長の身近さです。入社前、清里店がオープンしたときにアルバイトしていたんですけど、やたら指示しているおじさんがいたんですね。その人が実は社長で(笑)。「社長ってこんな近くにいるの?」って驚きましたし、出会う人がいい人ばかりです。

岸本 裕太さんが働く会社について

卸売業・小売業
株式会社田子重 
静岡県中部を中心に店舗展開を行い、地域のみなさまの健康と安全安心を「食」を通じて守る地域に不可欠なライフラインとして、「田子重の新鮮な野菜、魚、肉を食べて育ったおかげで元気で健康に暮らせる」と言っていただけるような本物のスーパーマーケットを目指します。

焼津人の気質が垣間見える「バナナの日」

 出身の三重県や学生時代を過ごした京都と比較しても、焼津は親しみやすい、活気があるなと感じています。その部分は関西圏と似ている部分がある気がしますね。働いていても、自分の方が元気をもらうことがありますよ。

 はじめは「静岡の人は温厚な性格の人が多いよ」と聞いていたんですが、いざ焼津で働いてみるとそんなことない(笑)。登呂田店は、火曜日がバナナの日で普段よりも安くバナナを販売しています。6~7本で108円という安さです。

 藤枝の店舗で勤務していたときは、人が押し寄せることはなかったんですが、登呂田店は「バナナ!バナナ!もっと持ってきて!」という感じ(笑)。補充しているとお客さんが寄ってきますし、時間制限は特にないにも関わらず開店と同時に走ってきてくれるお客さんもいます。それだけ楽しみにしてくれているんだなとうれしい気持ちになります。藤枝と焼津、隣のまちでも性格が違って、おもしろいです。

 休日は、子どもが生まれたので、公園で遊んだり、散歩をしたり、ごく普通の生活ですが、それも会社が社員の結婚や生活を大事にして、応援してくれるからだと思います。最近はマイホームも購入したので、「もう、めっちゃがんばらな」と思う毎日です。

岸本 裕太さんがオススメする焼津のイイトコ

「サバの塩焼き」
静岡にくるまでは魚を食べる習慣がなかったという岸本さん。食が身近な田子重で働いていることもあり、一度、食べたらそのおいしさにやみつきに。「一番すきなのは、サバの塩焼きですね。そんな言ってたらめっちゃ食いたくなってきた」と笑顔で教えてくれました。毎年秋に行われる「小川港さば祭り」もオススメです。