焼津で暮らす

高草山にたたずむ林叟院の歴史と文化財

林叟院(りんそういん)は焼津市坂本の高草山にある、曹洞宗のお寺です。
室町時代後期の1471年に創立しました。
境内には複数の市指定文化財があり、趣を感じさせてくれます。
歴史や文化財についてご紹介します。
 
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林叟院の歴史

林叟院は1471年、「林雙院」の名で焼津市小川の会下之島(えげのしま)に建立されました。
開基は長谷川次郎左右衛門正宣です。
当時は応仁の乱世にあり、人々の安寧を図るために建立されたと言われています。
 
年老いた旅の修験者のすすめで現在の位置に移転しました。
 
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林雙院は老人の尊称である「叟」の字を使い、「林叟院」と改称。
現在に至るまで坂本の地に息づいています。
 

林叟院にある市の指定文化財

・宝篋印搭(昭和61年9月30日指定)
https://www.city.yaizu.lg.jp/rekimin/bunkazai/a15.html
 
高さ約260cm の塔です。
建立年は不明ですが、寛政3年(1791)の寺古図に記載されていることから、それ以前に建立されたと推定されています。
基壇の上に反花座・基礎・塔身・笠の順に積み、その上に相輪を立てているのが特徴です。
塔身の四面には四方仏の種子(梵字)が陰刻されており、密教の金剛界四仏を表現しています。
 
・鐘楼(昭和47年5月17日指定)
https://www.city.yaizu.lg.jp/rekimin/bunkazai/a10.html
 
1706年に創建された鐘楼です。
入り母屋造り瓦葺、二重繁垂木、欄干付、袴腰張で成り立っています。
このような鐘楼形式はとても珍しく、焼津市では唯一のものです。
 
・経蔵(昭和42年12月4日指定)
https://www.city.yaizu.lg.jp/rekimin/bunkazai/a07.html
 
木造瓦葺、方形造り平屋建ての経蔵です。
内部は正面奥に仏壇、中央に輪蔵、格天井という構造になっています。
ちなみに経蔵とは一切経などの経典を納めておく蔵であり、輪蔵は一切経を収納するための回転式書架です。
輪蔵を回転させることによって、一切経6,930巻を読んだことと同じ功徳が得られるのだとか。
 

坐禅会も開催中

林叟院では毎日の早朝坐禅や、毎月8日の月例参禅会など、坐禅会を行っています。
初心者の方は原則毎月第2土曜日に行われている坐禅体験会がおすすめです。
坐禅についての説明や住職を交えた茶話会もあり、坐禅に親しむことができます。
 
坐禅会によっては事前予約が必要なので、公式サイトを確認してください。
 

高草山ハイキングもおすすめ

 
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林叟院から高草山まではハイキングコースがあり、大井川から駿河湾を一望することができ、天気の良い日には富士山もきれいに見えることから人気です。
気候の良い時期に訪れてみてはいかがでしょうか?

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